昔、インターネット回線といえばISDNのモデムを通して、深夜の時間帯につなぎ放題のプランでネットサーフィンをしていましたが、やがてADSL回線が普及したために24時間つなぎ放題になり、さらには光回線の登場によって家庭でも高速にインターネットを利用できるようになりました。
フレッツ光は光ファイバーの線を宅内に引き込み、モデムと接続し信号を変換した上でLAN網とのデータ送受信を行いますが、出始めた当時は普及キャンペーンで工事料が無料になったり、キャッシュバックがあったりと、フレッツ光はそれこそ光、ええじゃないか運動を起こしてたちまちの間に日本中に普及されていきました。
フレッツ光のスゴイところはまず常時接続が挙げられますが、一番の利点はADSL回線という、距離に応じて回線速度が落ちるものとは違い、距離がいくら離れていても速度が落ちない利点があります。
また以前はフレッツ光のサービスは提供している会社が独占していたのですが、「転用」という新たな仕組みを利用することで「プロバイダが回線を提供する」形態を取り、プロバイダ料金と回線の料金をまとめることで総合的に料金を割り引くことができるようになっています。
さらにはこの仕組みを活用し、スマホも一緒に組み入れることでもう一歩、料金を割り引くサービスを考え出す会社が現れるなど、光コラボレーションの応用が試みられています。フレッツ光が登場した時にはみな歓喜していましたが、回線の普及に伴い今度は料金体系での革命が行われており、財布に優しいサービスが展開されることに期待がされています。